私たちが当初、Re:Earthの開発に着手した理由は単純です。 1998年に米国のAIゴア元副大統領が行った講演で広まった「デジタルアース」構想を実現しようとしたのです。
これまで、多くの人々がこの考えに共感し、GISのコミュニティで多くの素晴らしい製品が開発されてきました。しかし、GISツールの重さゆえ、一般的にホストマシンを必要とし、そのホストマシンは高スペックのPCである必要がありました。さらに言えば、GISを扱うにはGISの高度な技術的知識が必要です。私たちは、このデジタルアースのアイデアを誰でも簡単に使えるようにしたいという思いから、このプロジェクトをスタートしました。
そして、より 多くの開発者を巻き込み、 世界中の人々によって作られ、 使われる真のグローバルソフトウェアにしたいと考え、 OSSとして公開することにしました。
このプロジェクトとともに、たくさんの人が集まり、素晴らしいコミュニティができていくことを願っています。
Re:Earthプロジェクトの主な目的は、誰もがコーディングなしで簡単にデジタルアースを用いてあらゆるデータを可視化できるようにするための方法を開発することです。
Re:Earthをより良いものにするために、私たちはロードマップを作成し、新機能やQOLの向上を計画しています。
現在計画されている機能の一部をご紹介します。
タグ付けのシステム: レイヤーに特別な属性を付けることができます。この機能により、ユーザーは地球儀上のタグを使ってオブジェクトをフィルタリングし、より特定の内容に焦点を当てることができるようになり、少し複雑になりそうな 大規模プロジェクトに大いに貢献できると考えています。
より多彩な可視化手法: ポリゴン、3Dタイル、3Dモデル、そしてマップエンジンにも対応しています。
より多くのデータ形式、外部データベース、CMSに対応。
タイムライン機能: 時系列データをデジタルアースに重ね合わせて可視化することが可能です。